サイトへ戻る

感性をカタチにする患者中心医療のためのデザイン

小児看護には、患児の心に焦点を当てた感性デザインが必須という考えから、2002年からプレパレーションツールを開発して来ました。その成果の一部は、2004年に公開したチャイルドライフ・デザインのサイト(www.childlife-design.com)のToolesに記載しています。

そのツールが、本当に患児達に有効であるかを学術的に検証する必要が当然あります。通常は、既存の多変量解析などによる分析に頼ることが多いのですので、どの分析方法を用いても、恣意的要素が介入してしまうことを危惧し、動作解析システム、アイマークカメラ、生体反応の機器による分析で、その有効性を明示してきました。

しかし、それらの分析方法の致命的なことは、その医療現場で直ぐ分からないことだったのです。現場では、その瞬間に患児の心理の動きを確認することが求められているため、結局は、看護師などの主観的判断に依存せざるを得なかったのです。

そこで、用意された数値や言葉から選ぶのではなく、対象者(患児・患者・被介護者・被災者…)が、理にかなった操作、納得できる操作によって、心理や感覚を瞬時に数値化してみせることができる感性評価ツールの開発を並行して進めることにしたのです。

本書は、その感性評価ツールの、考え方・使い方・エビデンスについて解説している本です。