効率的に早く読む1つの方法を以下に記します.

すべての人,すべての本に対してに有効であるとは言えないませんが,レポートに追われた多忙なデザインを学ぶ大学院生には,多くの場合,恩恵を与えるでしょう.

ポイントは,1)2)3)を一気に読むことです. 

1)「はじめに」をまず読む.

多 くの場合,その本の概要が記されており,何が言いたいのか,何のために書いたのかが簡潔に書かれているため,本文を読む前に内容を容易にかつ短時間に知る箇所なのです.

特に難解と思われる本ほどよく目を通すべきです. 

2)「目次」に目をとおす.

どういう手順で内容が構成されているかをまず知ることが重要です.

章のタイトルが興味あるものであったり,知っているキーワードが含まれていると,「さあ,読もう」という意欲をそそるものです.

例えば,世界史が苦手だった人は,覚えるのが下手だったのではなく,実は時間軸を一本通してから,世界のどこで何が起こったかを把握すべきだったのです.つまり,目次とは,時系列に並べられた出来事なのです.出来事とは,章ごとの最も重要な事項を示したキーワードなのです.従ってそれに目を通すことは,本の流れを知り,内容を知る近道なのです. 

3)「おわりに」を読む.

本の結論,つまり何が書かれているのか,何がポイントだったのかが分かりやすく記されている箇所です.それを確認します. 

4)目次に戻って好きな箇所から読む.

最も興味ある箇所から読み始めればよいのです.それで読んでいて戻らざるを得ないと思えば戻って読みます.思ったほどでもない内容なら次の章へと進むのです.

こうした読み方は,いずれ斜め読みという意味と方法を獲得して行くことになり,更に効率的に本を読むことができるようになるでしょう.

なお,章の量の多い本の場合,同様に章ごとに記されているはじめにと章のまとめだけを先に読めばよいのです.

端から端までを読むことも大切ですが,ある決められた時間内に多くの本を読んでまとめることが求められている場合には,有効な方法です.

合わせて読んでおくと良いかも記事

クリティカルシンキングとは・・素直な気持ちで読む